高校受験:【英語アップのコツ】
英語が苦手な生徒は山ほどいます。そして彼らの共通点には英語アップの秘訣が隠されています。
「どの部分でつまづいているのかわかっていない」「読むのが遅い」「丸暗記している」
では逆に「どの部分でつまづいているかを理解」して、「読むのを早く」して、「丸暗記をやめる」ようにすればいいわけです。簡単に言いましたが、これら全てが言葉の意図どおりきちんとできれば、確実に数ヶ月で英語力は飛躍的にアップします。
なぜなら、英語は始めてからまだ3年も経っていないからです。0から復習するにしても、2年そこそこの量です。小学校から学んできた算数の上に立つ数学や国語と比べて、英語は学んできた期間が短いのです。ですから、体系的に弱点のみを抽出して克服してもらうことで、短期間での英語力アップは可能なのです。
生徒の状況を具体的に分析し、本人に合った正しい勉強方法を選択すれば、3ヶ月で変わります。
では「どの部分でつまづいているのかわかっていない」「読むのが遅い」「丸暗記している」を具体的に説明します。
英語は体系的な学問である
「どの部分でつまづいているのかわかっていない」ことは英語の学習において致命傷です。なぜなら英語を学問としてみた場合、極めて体系的な科目だからです。
なぜ「どの部分でつまづいているのかわかっていない」状態になってしまうかというと、うやむやにしていてもなんとなく分かってしまうことが多々あるからです。例えば、形容詞と副詞の違いがよく分からなくても、文章のおおまかな意味はわかってしまうでしょう。しかし、これをそのままにしておくと後に不定詞を習う際に確実に戸惑います。このような状態、つまり基礎に穴が開いている状態で重要単元である「現在完了」や「関係代名詞」、「準動詞(不定詞・動名詞・分詞)」を習ったとしても分からなくて当然です。
逆に言うと、一つの文章にはいくつもの文法が含まれていますから、分からない部分を確認して「なぜわからないのか」を明確にすることが大切です。
例えば、
The largest windmills in the world have blades that are longer than a soccer field!
windmills:風車 blades:羽 (都立戸山高校高校)
この文章の意味がすぐにわかるでしょうか?分からないとしたらどこが分かっていないのか、それを明確にし、体系立てて学習(復習)することが何より大切です。ちなみにこの文章では、「主語は何か?」「動詞は何か?」「thatの用法は?」「比較級?最上級?」などのポイントをチェックしていきます。
同じ文章が分からない生徒でも、ひとりひとり復習するべきポイントは変わってきます。正しいポイントを体系的に学習する、これがきちんとできれば、飛躍的に英語は伸びます。
左から右に読む
日本語の文章を読むときのことを考えてみてください。横書きであれば左から右に、縦書きであれば上から下に読むと思います。つまり文章の流れどおりに読むわけです。英語もネイティブの人々は当然左から右に読みます。ところが日本人はそれがなかなかできない。
例えば、
There is my teacher whose daughter has five children.
という文章。
これをあえて直訳すると「5人の子を持つ娘を持つ私の先生がいる」となります。
その為には一度文章を読んで構造を理解して、後ろから読み直さなければなりません。これでは訳すのに時間がかかってしまいます。
ポイントは常に左から右に読む癖を付けること。多くの場合はきれいに訳す必要など無く、内容を理解できれば良い訳です。例文の場合、「私の先生がいる、その娘は5人の子持ちだ」でいいのです。この例文は短いので後ろから戻ってもそれほど時間はかかりませんが、受験に出題される文章は一文が長く、かつ関係代名詞が多くなっています。普段の学習から左から右に読む癖を付けることが出来れば、大幅な時間短縮に繋がります。同時に、短文に区切って考える癖もつきますから、文章理解にも役立ちます。
この癖はすぐに身に付くものではないですし、その効果もすぐに現れるわけではありません。しかし、3ヶ月続けることが出来れば必ず効果が出ます。一人で勉強していてもなかなか難しいでしょうから、時々人に見てもらうといいと思います。やり方は簡単、単語の難しくない文章を日本語に訳して、それを口頭でぺらぺらと話すのです。訳自体は大まかな意味が合っていればOK、大切なのは左から右に読めているか、後ろから戻って読んでいないかをチェックすることです。
英語をイメージで捉える
ほとんどの生徒は英語→日本語→イメージという思考回路を持っていると思います。これが英語→イメージと言う読み方ができるようになると、偏差値70台も夢ではありません。
そうはいっても高校受験の段階で英語→イメージの思考回路を確立するのはとても難しいことです。ならば、一部だけでもイメージで捉えられるようにしましょう。より正確に言うと、「イメージで捉えられる範囲を広げる」ということです。
一番分かりやすい例が前置詞です。
例えばinとonの違いの問題。
1. ( ) the morning 2. ( ) Christmas
inは「〜の中に」onは「〜の上に」などと日本語を覚えても答えは出ません。
例文などで丸々使い方を覚えている生徒も多いですが、それでは応用が利きません。
時間を表す場合、「inはある時間枠、onはある時点での点」というイメージを持つことが大事です。
これさえ出来ていれば、時をあらわすinとonでは絶対に間違えません。
例では、1.the morningは枠だからin、2.Christmasは点だからon。
このように頭に入っていれば、
2005、January、summer、weekなど全て枠だからin
Monday、April 6、her birthdayなどは全て点だからon
とすんなりとわかるわけです。
これを
in-「世紀、年代、年、季節、月」の前につく
on-「日付、日、曜日」の前につく
等と覚えていたら忘れてしまう可能性がありますし、何より応用が利きません。
前置詞はイメージで捉える事が何よりの方法なので例に挙げましたが、前置詞に限らずイメージで捉えられる範囲を広げていくことが大事です。この訓練は、高校受験はもちろんの事、大学受験やその後の実践的な英語にも確実に繋がるものです。
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